8 月 10 日
前日まで慣れない運転に苦労したおっさんは、後部座席ですっかりくつろぎモードでした。
須佐のホルンフェルスに立ち寄る。
ふしぎな縞々。しかし折りしも振り出した雨で岩の上は結構滑ります。海に転落しないように慎重に。
そしてまた父に、お昼ご飯に大きなさざえとイカ刺し定食をご馳走になってしまうのです。駄目なわたしたち・・・。
次に連れてきてもらったのは、「笠山」です。日本一(世界一?)小さいとも言われる休火山。2 時間半くらいで回れる遊歩道があります。
すでにほとんど花は終わっていましたが、大規模な椿の群生林があるので有名です。
歩いて頂上までたどりつくと、車で先回りした父が駐車場で待っていました。雨が降ったことをしきりと残念がっていましたが、しっとりした森はなかなか風情があって良いのでした。
雨が激しくなってきたので、観光もそこそこに今夜の宿の「萩本陣」へ。色んなお風呂があって楽しかった。
5 月 11 日
長かった旅の最終日。
この日は、秋吉台へ。
子供の頃さんざん林間学校(宿泊訓練と呼んでいましたが)で訪れたカルスト台地。この日も中学生がオリエンテーリングで走り回っており、思わずノスタルジー。
しかし急傾斜の道を一気に駆け下りるパワーは子供ならではですね・・・。私にもあんなときがあったのかしら・・・。しかし機敏な彼らは風のように通り過ぎていってしまい、姿を見かけたのは最初の 30 分くらいでした。
その後は、自然観察会らしき集団の只中を歩くことに。
ちょうどいろんな花が咲いている、観察におあつらえ向きの季節だったんですね。
きれいな花が咲いていると、瞬く間に 4、5 人で取り囲み撮影会が始まってしまうので、なんとかペースを上げて集団を追い抜くことに。ようやく差を空けることができてほっと一息。
おっさんと私を遊歩道に送り出したあと、父は終着点の展望台で待っていました。全体が見晴らせる小高い丘まで登って、私たちが歩いてくる様子を見ていたそうです。したがって、私たちが途中道に迷っている様子も見られていた。「そっちじゃないっちゃ!」と大分焦らせてしまったようでした。
引き続き、今度は鍾乳洞探検に。
特別天然記念物・秋芳洞。気分はインディ・ジョーンズ。
奇怪にしてダイナミック。最初に見つけた人は、びっくりしたんじゃないだろうか。
そろそろ飛行機の時間のため、宇部空港へ。
父は新車に買い換えたばかりで、カーナビの操作がおぼつかず、何度か迷いそうになりつつも余裕で時間前には到着しました。
ずっと一緒にいたので、駐車場でお父さんの後姿を見送っているとなんだか寂しくなってしまいました。ありがとうねー。あんまり親孝行にならなくてごめんねー。また夏休みに会おうねー。
しかもずっと山口弁で喋り捲っていたので、訛りがしみついてしもうたっちゃ。やれんのー。
と、いうわけで、延々 5 日間に渡る盛りだくさんな旅でした。楽しかったー。