2010年5月9日日曜日

半四郎山を登って降りて、高級魚「のどぐろ」にありつく

5 月 9 日

匹見渓谷を早朝トレランに出かけたおっさんとハシモト

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P5090154 元気だねー。

P5090155 今日はできればできれば広見山へ。時間的余裕がなさそうなので途中で引き返すことになるでしょう。

レストパークで朝食をもてなしてくれたおばちゃんが、広見山の登山口までの道は、「日本一の酷道(こくどう = 国道)」と呼ばれていると教えてくれました。

まさしく、狭い山道に片側はガードレールのない断崖絶壁。対向車が来たら立ち往生。すこしでもすれ違える幅のある場所までどちらかがバックすることに・・・。それもなんだか命懸け。ハンドルを握るおっさんのぴりぴりした雰囲気にこちらまで緊張しつつ、なんとか登山口までやって来ました。

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廃村の名残の苔むした石垣の脇を通り抜け、木立の中を進みます。あんまりはっきりしたトレイルはついていない。

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高度が変ると、咲いているスミレの種類が変ってきます。

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最初の急登を上りきると、向半四郎山。

IMG_0754  いったん下ってまた登って、次のピークが半四郎山

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半四郎山の名前の由来は、大正時代にこの山で半四郎さん親子が遭難してしまったからだそうです。

ここでお昼ごはん。東京から持参したレトルト・カレーやインスタント・ラーメンを食べようと、朝、レスト・パークのおばちゃんにお湯をいただいてきたのに、カップをレンタカーのトランクに置いてきてしまうという痛恨のミス。しかたないので手持ちの菓子パンを 1 個ずつ食べて、そそくさとお昼終了。

ここで 12 時過ぎになってしまったので、広見山登頂はやはり諦めて引き返すことにしました。

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向半四郎山のピークをもう 1 回登る。

IMG_0766 オーディエンスに歌いかけるように声を響かせるウグイス。スタンディング・オベーションを送る我々。

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IMG_0770静かで花や鳥の多い、楽しい山でした。またゆっくり訪れたい。

ふたたび車に乗って、日本一の酷道を下ります。昼過ぎで観光客が増え、何度か道を譲り、譲られ、冷や汗をかきながらなんとか無事でレスト・パークに帰り着きました。朝と同じおばちゃんが笑顔で迎えてくれました

小腹がすいたので、レストランで地元で一押しの創作料理、「匹見饅頭」をいただくことに。IMG_0771 饅頭といっても甘くはないのです。お豆腐を裏ごしして丸め、揚げてお出汁に漬けたもの。これが本当においしくて、ぺろりとたいらげてしまいました。

人心地ついたら、レンタカーを返すため萩・石見空港へ。

空港付近のホテルで、山口からはるばるやってきてくれた父と無事合流し、一緒に夕飯を食べにゆきました。

予め調べておいた、魚料理がおいしいという「田吾作」さんへ。父がご馳走してくれました。

夫婦ふたりだったら絶対に手が出ない、高級魚のどぐろの煮付け。つゆまでおいしい。IMG_0772

IMG_0773 合計何倍おかわりしたっけ?父がことのほかお気に召した、どぶろく。

IMG_0774 新鮮なおさしみの盛り合わせも、ほっぺたが落っこちるくらい美味。

親孝行するつもりが、すっかり父に甘えてしまったのであった・・・。ありがとうお父さん。

つづく。