9 月 27 日
我々は武道館に居た
三沢光晴選手の追悼興行が開催された。
このチケット、おっさんがジャンダルムに行く前に取ってきたものなので、おっさんに何かあって(怪我とか、それよりもっと悪いこととか) 行けなくなった場合に、誰を誘えばいいんだろうと、結構悩んだ (物事を悪い方に悪い方に考えるもので)。私の数少ない友人の中に、プロレスに誘えそうな人はいない・・・。ハシモトと 2 人で行くことになるのではないかと・・・。いや、そもそも、それでも行く気なのかと・・・。
でも、おっさんは元気に帰ってきたので、まったくの杞憂に終わりました。
超満員です。わりと肌寒い日だったのに、ノア野郎どもの熱気で室温がかなり上昇しています。のぼせました。
バイソン・スミス。うちのバイソンのりこに負けず劣らず、お茶目で素敵でした。
森嶋選手(左) の圧倒的な重量感。なにか、自分と似ている感じの身体つきなので、親しみが沸く・・・。タッグを組む人気者の健介ファミリー。妹の(鬼嫁?)じゅんちゃんに、北斗晶の「鬼嫁エプロン」をおみやげにしたかったのだけれど、どこで売っているのかわからなくて買えなかったのが残念。
そして、全日本プロレスの武藤敬司/NOAH 新社長に就任した田上明選手 VS 高山善廣/小橋建太選手のタッグ・マッチ。
人気者の武藤選手。おっさんもわくわく。例のキメポーズをしていますが、よくわかりませんね。
自分で描いてみた。
おっさんに「もっと格好良く描いてやれ」と駄目出しされてしまった。
結構上手くかけたと思ったのに・・・。
そして、ある意味 NOAH の会場が一番盛り上がるのがこのとき。
小橋建太入場テーマ "GRAND SWORD" (C) 鈴木修
雰囲気が伝わったらいいなと思うのですが、こういうの、上げて OK なのかどうかよくわからないので、駄目そうだったら削除します。
おっさんは「武藤動きいいよな~」と感心していました。他の選手が故障を抱える身だったり田上さんだったりするので・・・。
しかし今回輝いたのは新社長の田上さん。(たぶん。) 今まで「なにか動きがスローモーション」とか、「すぐ休憩する」とかいう印象が(すみませんが)あったのですが、張り切って大技を決めていました。
再三お客さんから奪ったパイプ椅子を持ち出す武藤選手。仲間の田上選手に制止されて(さすが社長)すなおに従っていました。
最後は振り上げたパイプ椅子をお疲れの田上さんに進呈していました。
この後、なんと!カメラを武道館の床に落として壊してしまいました。カメラ、購入して以来二度目の受難。おっさんもあきれる。もう保障期間はとっくに過ぎているし、どうしましょう。。。
ともあれ、ファイナルの齋藤彰俊 VS 潮崎豪選手の GHC タイトルマッチはとても良い試合でした。不幸にして三沢選手に最後の技を掛けたことになってしまった齋藤選手と、それを最後のタッグ・パートナーとして目の当たりにした潮崎選手の身体を張ったぶつかり合いから、熱い気持ちが伝わってきました。
試合はよれよれになりながらもチャンピオン潮崎選手がタイトルを防衛しました。そしてスクリーンに映った潮崎選手が、よくよく見るとえらく男前だったことに驚きました。2 階席からだと、よくわからなかったのです。
そして全試合終了後、三沢選手の追悼セレモニーがあり、ファンの大声援とともにテーマソングが流れる中、在りし日の勇姿が館内の大型スクリーンに映し出されました。
テンカウント・ゴング。空っぽのリングに乱れ飛ぶグリーンの紙テープ。
私は初めておっさんに連れられてプロレスに行った日に、冬木弘道選手のテンカウント・ゴングを聞きました。そのときの私は、冬木さんの名前もそこで知ったくらいで、プロレス・ファンのおっさんと付き合っているだけで、プロレスとは無縁でした。冬木選手の追悼興行では、三沢選手も、橋本真也選手も、元気に闘っていたんですね。
あれから 6 年しか経っていないのに、わずかなプロレス観戦歴で名前を覚え、親しみを感じたプロレスラーが 4 人も亡くなりました。みんなまだ若く、突然の訃報で、プロレスラーでなければ避けられたように思われる死でした。
身体をかばっていては、成り立たない職業なのでしょうが、なんとか、ご無事で。。。