2009年3月7日土曜日

ハナネコノメ 2009

2009 年 3 月 7 日

先週、先々週と、河津桜で右往左往していたら、高尾ではもうハナネコノメが咲き始めているという。さっそく見に行かなくては!

今回は裏高尾から回ります。日景のバス停を降り、毎年たくさんの花が咲いている場所にうっきうきで歩いてゆくと、びっくり。遠目にも白いちいさな花の群生が、カメラを構える人の輪で囲まれている。

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なかなか凝った撮影をしておられるようで、場所が空く様子なし。遠巻きにしか見られない。下流の方へすこし下りて探してみると、先の群生よりは小さいものの、まとまって咲いている人のいない場所が見つかった。

P3071450 むむ、咲き始め。つぼみや開ききっていない花も多い。昨日の雨で朝露に濡れてみずみずしいのです。

RIMG0011 この赤いおしべがかわいいアクセント。そしてたぶん人気のひみつ。これが普通の黄色いおしべだったら、こんなにも人の心を惹きつけることはなかったのではないだろうか・・・。

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ウクレレさん、はかない春の生命 (spring ephemerals) の喜びを歌う。

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撮影し始めて 5 分も経たないうちに、人が降りて来られた。狭い場所なので花の前を譲る。しばらくして彼らが立ち去られたら、くまを取り出して撮影。そしたらまた別の方が降りて来られるので慌ててくまをしまって場所を空ける、という感じで、なかなか落ち着かなかった。小さな花、大盛況。ハナネコノメ、ほんとうに人気があるのだなぁー。

いったん沢を離れて高尾山を登ります。高尾山の春は、スミレやニリンソウ、アズマイチゲなどの花が咲いてにぎやか。なのですが。

RIMG0020まだちょっと早いみたいですね。

RIMG0041地面すれすれに小さな花をつけているところを見つけたスミレ。もうちょっとしたら、探さなくても目に入ってくるようになるんだろうけど。

最近コタツでごろごろして引き籠もり気味に暮らしているせいで、呼吸が上がるのが早い。ゆっくりゆっくり登ってゆきます。高尾山はゆっくり登ってもあまり焦る必要がないのがいいな。気持ち良く過ごしてさほど辛くならずに帰って来られる、ちょうどいい高さの山です。

高尾山の頂上は、たいてい人でごった返しているのだけれど、本日は休日の割りに空いている。いつもこうだといいんだけどなー。もうちょっとして桜が咲きはじめると、足の踏み場もなくなります。

頂上からは一丁平、小仏城山方面 (頂上は迂回するけど) から日景沢林道を下る、お気に入りコースで下ります。

紅葉台茶屋で休憩。なめこ汁とみそおでん。おいしかったー。

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こちらの登山道は、雨のせいもあって大変なぬかるみ。しかし道が整備されはじめていてびっくり。日景沢林道に入るあたりなんか、周囲を覆っていた杉の木が刈り込まれて、鬱蒼としていた景観が激変していました。山という「自然」(杉はもともと植樹されたものなので本当の意味で「自然」というのとは違うかもしれませんが)の景色に急激な変化があると、戸惑ってしまいます。

日景沢林道を下ると再び日景沢に出ます。沢に下りてみたりしながら歩いてゆくと、

RIMG0031 ヨゴレネコノメ

RIMG0035ニリンソウ

RIMG0037 アズマイチゲのつぼみ、かな?葉が違うような気もしますが。

など、今年初めての春の花を見つけることができました。

朝出発した場所にもどってきたので、もう一度ハナネコノメの群生を見にゆく。一番の群生地では、依然としてカメラマンさんたちが熱心に撮影していて、なかなか近づくことができず敗退。でも周辺に、たくさん咲いている場所はあるので大丈夫。それなりに堪能できます。

P3071455 ハナネコノメとハシモト。自分で撮っておきながら似合わねー、と言うおっさん。

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そして、ハナネコノメに別れを告げて、 梅の花を見に小下沢梅林へ。裏高尾にはたくさんの梅の木があり、おりしも梅祭り開催中。

P3071458これだけの花が咲いているので、ほのかな梅の香りが増幅されてうっとりするような良いにおい。

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これからもどんどんいろんな春の花が開花してゆくので、楽しみです。

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