3 月 21 日
春になり、天気の良い日は、「高尾山行こうか?」ということになりまして。
行ってきた! 前回同様、裏高尾の日影沢から入って高尾山へ登るコース。
先々週に訪れたときは、カメラを構える人垣で近づけなかったハナネコノメの群生。今回は到着時間が早かった (午前 7 時くらい) せいもあるのか、ひっそりとしていました。
前回はほとんど開花していなかったすみれやニリンソウの花が咲いている。
でもつぼみのままの花が多い。おっさんが、だんだん日当たりが良くなってくるにつれ開花するにちがいない、というので、とりあえず高尾山に登ってまた降りてくることにした。
ブラシみたいだな。くまのおうちのお掃除に使えないかしら・・・?
そして紅葉平のお茶屋さんでだいすきななめこ汁と再会する。
日影沢林道に入る直前の、木や草が刈り込まれた登山道でみつけた。これはたぶん、エイザンスミレ?
伐採された斜面では薄紫のスミレが花盛り。日当たりが良くなったせい?
さらには猿の大群に遭遇。今まで鬱蒼とした杉林があったため、目につかなかったんでしょうか。野生の猿に出会ったのははじめてでした。
きれいな羽根が印象的だったのは「ルリタテハ」。胴体が太いので蛾かと思った・・・。
そうして出発点の日影沢に戻ってくる頃は、朝にはつぼみだったニリンソウが、さんさんと日差しを浴びていっせいに花ひらいていました。
高尾ネコものどかにひなたぼっこ
いやー、うれしい。
ずっとここで春を満喫していたいけれど、くまたちは 3 時までに帰らなければなりません。
大田文化の森で開催される季節寄席を見に行くため。あー、いそがし。
3 時ちょっと前に到着すると、ほぼ満席状態。なんとか席を見つけることができて一安心。
この季節寄席は大田区在住の落語家、三遊亭時松さんが主催して季節ごとに年 4 回行われているようです。くまたちは初めて参加しました。チケット代前売り 500 円 (当日券は 700 円) とはお得です。
最初にお囃子の解説が。一番太鼓はお客さんがいない「からから」の状態から「どんどんどんとこい」と叩き、開演直前の二番太鼓は「おたふくこいこい」と叩くそうで、一方終演後の太鼓は「出てけ出てけ」「てんでばらばら」最後には木戸が閉まるのを模した音で終わるそうです。太鼓は前座の落語家さんが叩いているというのでびっくり。ということは、すべての落語家さんはお囃子の太鼓が叩けるのですね。太鼓の解説の後は女性の三味線奏者と前座さんの太鼓による出囃子。二つ目以上の落語家さんにはそれぞれの出囃子があるそうです。お客さんからのリクエストを聞いて、その場でいろいろな落語家さんの出囃子を何曲か演奏してみせてくれました。全部頭に入っているんですねー。すごい。
落語はそのお囃子の太鼓を叩いてみせてくれた前座の柳家小んぶさんの「初天神」。天神様の出店めぐる親子の攻防をユーモラスに語ります。
続いて大田区在住の真打、春風亭柳朝さんの「権助魚」。お妾さんの存在を疑う奥さんと、のらりくらりと交わす旦那さんの間に、とぼけた使用人の権助さんが入ってしっちゃかめっちゃかに。
お仲入りを挟んで登場の翁家和助さんの「太神楽」では、土瓶が回ればお皿も回り、包丁の切っ先で包丁が回ります。きっと彼に回せないものはないのであろう。
トリの二つ目、三遊亭時松さんは「花見酒」。花見酒を 5 銭で売ろうという儲け話を思いついたのんべぇの兄貴と弟分の顛末はいかに。
最後の抽選でおっさん、三遊亭時松さんの手拭いが当たりました。
こういうことでは妙におっさんは運が良いのである。一方のわたしは一向に運がないのです。
5 時起きで山に登って降りてきて、身体はくたくたでしたが大きな声で笑っているうちに疲れもふっとびました。
次回は 6 月開催のようです。また見に行こうかな~。
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