「ひとつ山越しゃーほんだらった~ほい! もひとーつ山~越してもーほんだらった~ほ~い♪」
「越~しても越~しても~♪ほんだらった~ほい~ほい♪♪」
『ホンダラ行進曲』 ハナ肇とクレイジー・キャッツ
(c) 詞 青島幸雄 & 曲 萩原哲晶
結成50周年 クレイジーキャッツ コンプリートシングルス HONDARA盤
- アーティスト: クレイジー・キャッツ, ハナ肇とクレイジー・キャッツ, 植木等, ハナ肇, 谷啓
- 出版社/メーカー: 東芝EMI
- 発売日: 2005/01/26
- メディア: CD
と、いきなり歌ではじまりましたが、今回は「くまと歌おう」ではありません。
しろくまたちは、丹沢・塔ノ岳登山に来ています。この塔ノ岳に至る道のりが、まさに「越しても越しても」なのです。ヤビツ峠から二ノ塔、三ノ塔と一気に高度を稼いで一息ついても、実はそこからが本番。尾根伝いに越しても越しても次のピーク (頂) が現れ、 悪い夢を見ているような気持ちになります。折りしも深い霧。「先が見えない」とはこのこと。リュックはご機嫌で歌っていますが、私はくじけそうです。
せっかくの紅葉も霧にかすんでどんより気分を盛り上げます。
可憐な野の花がせめてもの慰め。
「おーい、ここにも咲いてるぞ~」
ハシモトさん、もしやそれは猛毒のトリカブト・・・?
いくつ山越したかわからなくなり、もう歩きたくないやとおっさんを呪いはじめた頃、ようやく、やっとの思いで頂上に到着しました。
しかし一寸先は霧。ぼんやりと鹿のシルエットが浮かんでいます。
霧が晴れてもこんな具合。う~寒い!寒すぎる~!!!
さんざん苦労して登って、頂上の眺望でその苦労が報われるのが登山の醍醐味ですが、こんなにカタルシスのない登山ははじめてです。。
「登山なんて庶民の娯楽よ。お嬢様なら乗馬。これ常識」
「誰だ、このねえちゃん・・・?」
「文句があるならヴェルサイユへいらっしゃい」
「???」
大倉尾根を下りきって、最終目的地である大倉バス停に向かう途中の乗馬クラブの門前に立っていた、乗馬服姿のお嬢様。ちょっと小癪な感じが良いですね(?)。
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帰途でお腹が空いたのでしゃぶしゃぶ食べ放題に寄りました。登山で得られなかったカタルシスを食事で補う。・・・その結果、あんなに運動したにもかかわらずちっとも痩せられず。あーあ。
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