「紹介しよう。オレのプロレス仲間、鬼怒太 (きぬた) くんだ。昔は悪熊同盟として、色んなやんちゃをしたものだな」
鬼怒川温泉駅前で鬼怒太くんのお出迎えを受けたくまたび一行は、鬼怒川の源流、奥鬼怒温泉郷を目指すのであった。
山道を行くバスに酔っ払いつつ、女夫淵温泉に到着。ここから先は一般車両は通行禁止になっています(各宿の送迎バスは運行しています)。本日のお宿の八丁湯温泉まで、2 時間コースの遊歩道を歩いて行くよ。(従来の遊歩道が荒れているため、迂回路を通るコースになっているようです。)
おひるにしない?
鬼怒川温泉駅で買ったお弁当、「ゆばちらし寿司」と「栗おこわ弁当」。どっちにしようか迷う~。
迷ってる間に流されちゃうぞ。
おなかがいっぱいになったら、元気を出して歩こうね。
これは、トチの木。紅葉には一週間くらい早かったんだけど、歩くにはすがすがしい気候です。
んん?道の向こうから姿を現したのは?
手白澤温泉の「温泉犬」クロちゃん。ときどき、お客さんを案内しているらしい、賢いわんこです。私も案内されたかった! 翌日に手白澤温泉まで歩いたけれど、結構な距離。いやー、クロちゃん健脚だねー。
くまたちの今夜のお宿、八丁湯温泉にたどりつきました。
八丁湯温泉にもアイドル温泉犬がいるのです! ゴールデン・レトリバーの「ちび」(巨大)。
近づくと、ごろんと横になってお腹を撫でろと催促します。もじゃもじゃのお腹をごしごしと撫でさすってやるとこの表情。
ハシモトは完全に黙殺されています。
ちびちゃんは 御年 11 歳。さすがの貫禄です。お宿の方 (ご主人?) によると、「あと 10 年くらいしたら妖怪になるよ」とのこと。わぁ、10 年したらまた会いに来なくちゃ。
八丁湯温泉では自然の中の開放的な露天風呂(なんと自然の滝が間近にあり)が楽しめます。 1 つを除いて混浴。滝の上近くにある混浴露天に入ってみたかったけれど、男性客がいたのでさすがに尻込み。豪胆そうなご婦人たちは勇ましく急襲していましたが、しろくまにはまだまだ修行が足りません・・・。
さぁ、たべるぞー。
骨酒だってのんじゃうぞー。
「この鍋、いい出汁でてるな。何の肉だろう」
ふと見ると、食堂の壁には、熊の毛皮が・・・。
「ま・・・まさか・・・・」
ハシモトの不安をよそに、奥鬼怒の夜は更けるのでした。
(鴨肉だってば、ハシモトさん。)
つづく。
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