2006年6月10日土曜日

日光強行軍:後編 ~ 晴れても強行軍 

6 月 10 日

注:この記事には、くまズのほか、牛、鴨、おたまじゃくしに蛇などが含まれています。苦手な方はお気をつけて~。

「晴れた!晴れたよ~♪」

ということで朝 6 時半に出発です。我が家の旅では早朝出発はデフォルトですが、寝起きの悪い私は朦朧としています。

「おお!・・・これが湯元温泉の源泉なわけだな!」

ここを出発して、山道に入ってゆきます。

「ま、ワタシについてきなさい」

道の上に、白い花びらがたくさん落ちています。見上げてみると

「これが正体だな」

「ムシカリ」(「オオカメノキ」)らしいです。虫を狩るのか・・・?

木立の向こうに碧色が見えてきました。

「刈込湖に到着!」

大昔、えらいお坊さんが毒蛇を退治してこの湖に沈めたという伝説があるそうです。だから、「狩り込め湖」が語源。

早朝出てきたため、誰もいません。静かで穏やかな景色を堪能できました。早起きは三文の得って、本当ね・・・。(寝起きにはとても不機嫌だった私。)

となりのトトロみたい?

実は朽ちて苔むした倒木の上です。これぞまさに倒木更新。

「涸沼に着いたよ~!」

その名のとおり、もともとは本当の沼だったそうです。

ここら辺から、逆ルートをたどるかなりの数のハイカーと行き交うようになります。私たちのルートは急な登りが若干とあとはずっと緩やかな下り。逆ルートは緩やかな登りがずーっと続いて急な下りが若干ある。どっちが楽なのだろう?

楓。紅葉の季節には鮮やかに染まるんでしょうね~。

さて、なんとか光徳牧場まで 7 キロを歩きとおしました。

「くーっ!五臓六腑に染み渡るぅ」

<<突然ですが、「格闘くまハシモト ~ ハシモト VS 牛」>>

牛乳のあるところ、乳牛あり。

「むむ・・・?」

その昔、空手家の大山倍達は、牛を倒して名を上げたという・・・。

「乳牛なら、オレでも倒せるかも・・・!」

「かかってこいやぁ~」

「え・・・あれ?デカい?角も鋭い?」

「・・・・・・ すみませんでした」

ハシモトはほっといて先に進みましょう。

光徳から逆川沿いに戦場ヶ原へ出て赤沼まで歩きます。

光徳沼で、ふと水の中に目をやると、大量のおたまじゃくし。

おたまがいるということは、蛙もいる。そして、蛙を餌とする蛇もいるわけですが・・・。

「・・・泳いでる」

この蛇は、泳いで川の中央に行くと、そこでじっとしていました。涼んでいたのか?蛙でも狙っていたのか?

中州で菜の花が満開です。

仲の良いマガモの夫婦。派手なほうが旦那さん。

逆川沿いを歩いている間ずっと、空中をふわふわと大量の綿毛が舞っていたのですが、

これが発生源。後でビジターセンターの職員さんに「川原に飛んでいた綿毛は何ですか?」と訊いてみると、「柳ではないでしょうか」ということでした。これ、柳?

戦場ヶ原に出ました。昨日は雲に隠れていた男体山が今日はよく見えるよ!

ちょっと休憩する?

「うんまい!」

taro_chu さんにもらったパンダ月餅をいただきました。おいしかったよ~。しかし、ハシモト共食いっぽいね・・・。

リバー・ランズ・スルー・イット ブラピになった気分でつぶやくハシモト。

清流では、フライフィッシングを楽しむ釣り人の姿が見られます。(キャッチ・アンド・リリースが義務付けられているようです。)

ズミの花があちらこちらで可憐な花を開いています。ほんのり良い香りがします。

「あまい匂い。食べちゃだめ?」

ワタスゲの野原が見えてきたら、終点の赤沼バス停ももう近いよ。

2 日間にわたるトレッキングはこれにておしまい~。よく歩きました。

温泉にゆっくり浸かって、翌朝帰宅の途につきました。T シャツに硫黄の匂いが染み着いていた・・・。

一面の雪野原も、みずみずしい新緑も楽しめる、奥日光は自然の玉手箱ですね~(彦摩呂風コメント)。

次のくまたびが明日に迫っているので急遽 UP しました。夜行列車に乗って行くのだ。眠れるかしら・・・?


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