3 月 17 日
平日ですが、私は仕事が入らず(せつない・・・)、おっさんは有給をとったので、高尾山に出かけてきました。
私は昨年末膝を壊して以来初めての山行き。少々不安もありましたが、痛みが出ることもなく歩きとおすことができ、一安心。
しばらく引きこもり気味の生活を続けていたので、久しぶりの山の空気に洗われる気分。
「来てよかったねー」「気持ちいいねー」 と何度も口にしてしまった。やっぱり自然の中に入ってゆくのは心地良いものです。
高尾山やら山歩きやらがブームになっていることは、年々感じていることでしたが、今回平日にも関わらず、バス停には長蛇の列、山頂ではアキバ系の少年たちがゲームの話に興じており、流行りのファンションでばっちり決めたお洒落な若者の姿もちらほら。
なにはともあれ。
そして到着した人気のハナネコノメ群生地。多少の混雑は予想していましたが、平日なので昨年よりは静かに鑑賞できるのではないかしらと淡い期待を抱いていたのです、 が! 30 名前後の集団に遭遇。2 つの群生地 (と、いっても 1 メートル四方弱) はいずれもそれらのグループに包囲されていました。5,6 名ずつ、その場でインストラクターさんの説明を受けつつ、ハナネコノメに覆いかぶさるようにして熱心な撮影会。前のグループが場所を空けるのは次のグループがやってくるのと入れ替わり、という感じで・・・ なかなかそこに割ってゆける雰囲気ではありませんでした。もちろん、入っていっても文句は言われなかったでしょうが・・・。混雑っぷりに気後れしてしまい、結局その場は退散しました。
この気持ちはなんというか、ひそかに応援していた地味でも可憐なアイドルが、なにかのはずみに大ブレークしてしまい、大盛況となっている握手会を、遠くからせつなく見つめているような・・・・。(私たちも、そんな古くから見守っているというわけではないですが。) 何年か、毎年春になると楽しみに通っていて、こんなことは初めてだったので、ついついせつない心持ちになってしまいました。